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「な、なぁ、イザーク」 ディアッカがイザークに駆け寄る。 「なんだ?」 「なんだってなんだよ、その言い方。俺に一言、ないの?」 「?…お前、何言ってるんだ?」 「煤cガーン!」 Happy Day 俺の名前はディアッカ・エルスマン。 3月29日に誕生日を迎える。 だが、同室であるイザークに…俺の誕生日は忘れられていた。 いや何時も一緒にいるんだから… 誕生日くらい、覚えててくれたっていいじゃないか―――!!! 「?…ディアッカ。何其処でガッツ・ポーズをとっている?」 ディアッカの悲しさに気付かないイザーク。 落ち込む…ディアッカだった。 コンコンッ 扉をノックする音が聞こえた。 イザークとディアッカは扉の方を見、言った。 「だれだ?」 「ニコル・アマルフィと」 「アスラン・ザラと」 「マーチン・ダコスタです」 3人の声が聞こえ、イザークは言う。 「はいってもいいぞ」 了承がえたので、入るニコル、アスラン、ダコスタ。 此処はえたいの知れない異世界で、ダコスタはなんと! クルーゼ隊なのです(え) けれども、陰が薄いため。 「………誰だ?」 とイザークに忘れられてしまう始末。 (かわいそうな俺の声優・・・) ディアッカは心の中で思ったのでした。 「で?お前等が何しに此処へ?」 イザークは疑問そうに問う。 「いや、これといって用はないんだけれどな?」 「じゃあ、帰れ」 「いや、待て!」 アスランを追い出そうとするイザークに困惑するアスラン。 「なんだ」 「今日は盛大にぱーっと何か、やらないか?」 ニコル、アスラン、ダコスタ。 3人の気配りはイザークには届かなかった。 「何故今日なんだ?」 (((そろそろ、気づけよ、イザーク!))) 落ち込むディアッカを、さらに落ち込ませるイザークの発言。 「いやー…今日はほら!天気良いし!」 「雨だが?」 「「「・・・・」」」 3人は固まる。 「俺に何を言わせたい。用件をとっとと言え」 「いやそんな事言われても」 『今日はディアッカの誕生日なんだ』と言おうとするが、 気付かないイザークに中々いえないのだった。 「ニコル!もう此処でやろう!」 「え!?いいんですか!?」 「俺は責任とらないが、ホラ!」 「とってくださいよ!」 アスランとニコル、二人の掛け合い。 ニコルとダコスタはもうしょうがない!といった感じでクラッカーをならす。 「・・・なんだ???」 「お誕生日おめでとうございます、ディアッカ」 「…は?お前今日誕生日だったのか!?」 ニコルの言葉でようやく気付くイザーク。 (((あ〜あ、ディアッカ……可哀想に))) 「それならそうと早く言え。呪い人形をあげたのに」 「いや、それはいらない」 ディアッカはキッパリと断る。 「よし。しょうがないから、付き合ってやる。そのパーティーに」 「え?!マジ!?」 「そんなこといって、本当はイザークも祝ってあげたいんでしょう?」 ニコルの笑い。 「黙れ!!!!!!」 ディアッカの誕生日はハッピー・エンド。 がしかし。3月1日はニコルの誕生日、という事を全員は忘れていたのだった…。 可哀想に……。(ニコルもちょっといじけていたり) ==================== 後書きV3月30日は林原めぐみさんの誕生日! ==================== ディアッカ誕生日小説でした〜♪ あはは。こんな感じになってしまいましたが。 楽しんでいただけたでしょうか? どうなのかな?解らないけれど(笑) もし良かったら感想ください♪ デキタテホヤホヤをHPにUPですです。 |